プロペシアは毎日服用し続けることが重要

AGA(男性型脱毛症)とは、思春期以降とくに成人後の男性によくみられる薄毛の症状のひとつです。
男性ホルモン「DHT(ジヒドロテストステロン)」が主な原因となり発症し、通常6年程度のヘアサイクル(髪の毛が育つ成長期・育った髪の毛が抜ける退行期・次の髪の毛を生やす準備期間である休止期)が1年程度にまで短縮されてしまいます。
そのため、十分に髪の毛を育てることができず、頭頂部または前頭部から薄毛が進行していきます。

プロペシアは「フィナステリド」という成分を含有している、AGA治療によく使用される経口薬です。
プロペシアを毎日服用することによって、AGAの原因となる男性ホルモン「DHT」の生成を抑制することができます。
その結果、短縮されてしまったヘアサイクルが改善され、ヘアサイクルの成長期に十分に髪の毛を成長させることができるようになり、抜毛、薄毛の軽減に効果を発揮します。

調査によるとプロペシアを「摂取期間;3年間毎日」服用した人の約80%に抜毛、薄毛の改善効果があったそうです。
また、摂取期間6か月程から効果を感じ始める人が多いようです。
プロペシアを服用してから、有効成分である「フィナステリド」が血中から消滅するまで約24時間かかります。
AGAの原因となる男性ホルモン「DHT」の生成を継続的に阻害することによって、ヘアサイクルの改善をするため、血中から有効成分が消滅してしまう24時間ごとにプロペシアを服用する必要があるのです。

「DHT」は体内で生成される男性ホルモンのため、常に生成を抑制することができなければ、十分に効果を感じることができません。
もし、プロペシアを服用してから次の服用まで24時間以上の時間が空いてしまう場合、最初の24時間後以降は有効成分「フィナステリド」が血中に存在していないことになります。
そうなってしまった場合、次にプロペシアを服用をするまでの間「DHT」を生成してしまうため、効果的に脱毛の改善をすることができなくなってしまいます。
プロペシアは、毎日できるだけ同じ時間に服用することが重要になります。

プロペシアの服用を止めるとどうなる?

プロぺシアは薄毛になる体質を改善するものではなく、有効成分「フィナステリド」によってヘアサイクルを乱す男性ホルモン「DHT」の生成を抑制するものです。
そのためプロペシアの服用を中止すると、それまで阻害されていたAGAの原因である男性ホルモン「DHT」の生成が服用前のようにはじまります。
そうするとヘアサイクルが乱れ始め、その結果脱毛がはじまり以前のように薄毛になるといわれています。

プロペシアの効果により一度薄毛が改善されて髪の毛が増えたため、そのぶん脱毛が以前よりも激しくなったように感じる人もいるようです。
さらに加齢もあり、以前よりも薄毛が進行してしまっていたということもあります。

またプロペシアを服用するにあたり、初期脱毛(ヘアサイクルを正常にもどすため、休止期にある髪の毛が抜けおちる)の症状が多く起こります。
この初期脱毛は、プロペシアを服用し薄毛が改善されたため一度中止し、その後また薄毛の症状がでたため再度服用を開始した場合にも起こりうることです。
そのため、薄毛の改善効果とその維持を持続的に感じるためには、プロペシアを継続して飲み続けることが重要になります。

プロペシアの服用を中止することによる副作用は、AGAの進行だけではありません。
プロペシアの服用を中止することによってホルモンバランスが乱れ、男性機能に関する症状が出る場合が少数ですがあるようです。

また、プロペシアの服用を中断することによって、ポストフィナステリド症候群のリスクがあがりやすくなるといわれています。
服用中に副作用が出ていなかった人でも、中止した後に発症してしまう可能性があります。
そのため、プロペシアの服用を中止する場合、一度専門医に相談することをおすすめします。